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診察案内

禁煙外来

ニコチン依存が根深く、医師だけではやめにくいのが「タバコ」。当院では保険診療による禁煙外来を行っています。

タバコの煙には訳4,000種類もの化学物質が含まれ、そのうち200種以上の有害物質、50種以上の発がん性物質が含まれています。そのため、一般的に知られているように胃がん、肺がん、食道がん、咽頭がんなどのがんに加え、慢性気管支炎、肺気腫などの慢性呼吸疾患、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、不整脈といった循環器疾患をも引き起こす要因となります。

体内のニコチンが切れるとイライラし、タバコを吸うとそれが解消されます。このため「タバコを吸うと落ち着く」と錯覚し、ニコチンの欠乏と補給に左右されてしまいます。この症状こそ、まさにニコチン依存症です。このようにタバコにはニコチンの作用による身体的依存だけでなく、落ち着く、すっきりするといった心理的依存がおもくなってくるため、禁煙は容易ではないんです。

当院では、ニコチンの脳神経への作用を抑え、中毒症状を緩和する薬の処方や生活指導などを駆使し、禁煙のサポートをしております。1人では禁煙が成功しない方、これから禁煙したいと考えている方は是非一度ご相談ください。

保険診療による禁煙治療

ニコチン依存症は病気という認識から、2006年以降一定の条件を満たせば患者負担の少ない健康保険等を使って禁煙治療を受けられるようになりました。保険診療が受けられるかは初回の診療の際に医師が確認しますが、要件を満たさない場合でも自由診療で禁煙治療を受けることができます。

保険適応の要件のチェック

ニコチン依存症を判定するスクリーンテスト(TDS)の結果が5点以上である
□喫煙指数が200以上である(※喫煙指数 = 1日の喫煙本数×喫煙年数)
□すぐに喫煙をしたいと考えている
□医師からの喫煙治療の説明に納得し、文書で同意できる

禁煙治療スケジュール

標準的な禁煙治療は、12週にわたり計5回の診察が行われます。診察時には呼吸に含まれる一酸化炭素の濃度を測定し、治療方針を方向づけます。一酸化炭素はタバコの煙に含まれる代表的な有害物質で、禁煙を始めることで値が低下します。診察と同時に禁煙を持続するためのアドバイスや禁煙補助薬の処方を受けられるため、無理なく禁煙することが可能になります。

禁煙のメリット

● 咳や痰が少なくなり心肺機能の改善
● 発がんリスクが減少
● 食事がおいしくなる
● 口臭がしなくなった
● お金の節約
● タバコの臭いが気にならない
● 家族や周りの健康に良い

などたくさんのメリットがあります。